「農民車」と呼ばれる車が、“兵庫県・淡路島”に存在する。
「農民車」とは、主に農地等で玉葱などの収穫や運搬に使用される車で、淡路島の三原地区近辺に多く見られる「独特な車両」及び「車文化」のことである。
これらの車の多くは、既製の中古車から抜き取ったギヤや車軸などの車の駆動システム、またサスペンションやブレーキシステム等の車の基本構造部分を、鉄骨から作った独自のフレームに取り付けて製作(再構成)されたもので、非常にシンプルかつパワフルな作りをひとつの特徴とする。
淡路島・農民車の多くは、発注者(農家等)によるセミオーダーまたはフルオーダーにより、淡路島の鉄工所や農民車製作に特化した工場が製作したものが主であるが、中にはDIY製作された農民車もある。
2011年〜2012年前半、ログズギャラリーは淡路島・農民車を手本に1台の“自作自動車”を製作。2012年後半には、同車の機能強化(荷台のリフト機能及びダンプ機能の追加)を目的とした改造を行なった。
「農民車製作プロジェクト」とは、淡路島・農民車を手本に、ログズギャラリーが自らの手で“車”を作るプロジェクトのことである。
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